馬券偽造師 (幻冬舎アウトロー文庫)中山 兼治
幻冬舎 刊
発売日 2006-10
想像を超える技術と感覚 2006-11-03
馬券を偽造していた本人自らが語っているのですが,
書かれているすべてが想像を超えるもので驚かされます.
ミクロの世界での気の遠くなるような作業,
この作業から鍛えられた異常とも思える感覚,
そしてそれらの偽造馬券を使って引き出した金額,
競馬に興味がない人にはピンと来ないかもしれませんが,
その執念と技術には犯罪とわかっていても感心してしまいます.
また,取り調べの様子や刑務所内の生活,待遇など,
あまり目にできないエピソードも書かれていますし,
JRAのお役所的な対応がいかにもで興味をそそられます.
冗長だったり,重複など引っかかるところもありますが,
プロの作家さんではありませんし,むしろリアルでよいと思います.
また,ドキュメント調で小見出しが多く,流れが掴みやすいのもよいです.
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